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男塾の描写練習をしていきます。 ツッコミ歓迎コメント歓迎
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見習いネタなので続きへ
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「あ、」
邪鬼の髪をとかしていた影慶が、短く声を上げた。
「どうしたのだ」
「櫛が…」

見れば柘植の櫛の歯が折れてしまっている。

「…申し訳ありません」
「良い、俺の髪が硬いのだ…しかし、さすがに不便だ」
「……では、トリートメントを?」
「うむ、ものは試しだ」








「なんか最近邪鬼様、むっちゃイイ香りする…!」
まだ頬の曲線は柔らかで、ほの甘い面差し。しかし鋭い眼光に溢れた覇気は紛れもなく影慶の知る大豪院邪鬼に瓜二つである。
「誰ぞあるか」
「……」
植え込みの影から影慶が進み出ると、凛とした、しかし力を入れすぎた声が叱責する。

「貴様、ここを大豪院と知っての事か」
「……やはり、貴方は…」
影慶が口を押さえる。
「……邪鬼、さま」

邪鬼は今では考えられぬような素直さで、
「うむ。貴様邪鬼を知っておるのか、…いかにも、大豪院邪鬼である」

胸を張って邪鬼は名乗った。

「俺の部屋になんでかでけぇ白熊が居んだよ」
「お前の親父さんが化けて出たんじゃねぇの」
そうかも、と思いかけて、
「ンな訳があるか!!」

怒鳴った。
白熊がドアの向こうでぐああとアクビをしている。
お袋は買い物だ。
お袋が帰ってくる前にケリをつけなきゃならねぇ。
 

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