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男塾の描写練習をしていきます。 ツッコミ歓迎コメント歓迎
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ロクと一緒に、杉の木へ登って神様ごっこ。
神社にお参りにくる人へ、ゴタクセンをするんだ。


今日も待っていたら、やたらに顔色が悪い、覆面タンクトップが現れて、必死に願い事をしている。


「邪鬼様の子供を、授かりますように…」

ロクと俺は顔を見合わせて、声を揃えて、

「かなえてつかわす!」

と叫んだ。



「あなうれしや」
覆面がにんまりと笑った。
背筋が寒い。
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椅子に腰を下ろし、ゆったりと肘掛けに頬杖をつく帝王。

そのはりつめた腿に頭をぐったりと預けて、目を閉じた男。

「宗教画のようだ」

光射し込むそこに、確かに愛の帝国がある。
「一万年と二千年前から愛しています、邪鬼様」
「ならば一億と二千年後も愛しているぞ、影慶」




「やってらんねぇよ」
「あそこだけ世界が違うな」

「見るな、仕事に専念しろ」
誰も彼もがいなくとも良い、

彼が、わが君さえ居ればいい。

影慶は海底に死んだ町、その中心の棺で邪鬼を待つ。
「眠い」
邪鬼がようやく兆した眠気を口にした。立ち上がる。
そのまま隣室のベッドへ行くかと思われたが、不思議と邪鬼は影慶を見詰めたまま動かない。

「邪鬼様?」
「来い、俺が眠るのに貴様がいなくてどうする」
「……」
どきり、影慶は瞳を見開く。

「この邪鬼の眠り、貴様以外誰に託せよう」



「いたずらするかもしれませんよ、」
影慶は震える声でそう言った。
邪鬼は太い喉を反らして笑い、
「それはさぞ良い夢が見られよう」
近づく影慶の腰を抱いた。
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