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男塾の描写練習をしていきます。 ツッコミ歓迎コメント歓迎
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テレビで美男美女がちゅっちゅとしていた、
美男美男(?)でも悪い事は無いだろと富樫、浅はかに考えて浅はかに言った。
あわてふためく飛燕をからかってやろうと思ったのである。

「よう飛燕、俺らもあんなんやってみ」
「ん」
「ん、ングググ」
「うううううぐううう」
「んー!んんー!!んぐー!!」


ぽん!
「……っわ、悪かっ……悪かった……すまねぇ……」

「わかればよろしい」

唇を拭う飛燕の頬はちらりとも紅くない。
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ものものしい雰囲気に、椿山は身震いした。
「ひ、秀麻呂なんじゃろこの…この、恐いようっ」
「あまったれてんな椿山!いいか!リボンは隠せ!」
「えっ、えっ」
「復唱ーッ!!」

どこからともなく唱和が上がる。

「リボンは隠せ!」
秀麻呂は拳を突き上げる。

「ど、どういうことだよ…」
「四月十日、富樫誕生日なんだ」
「ほーん、それじゃ皆でお祝いしよう」
「…まあな」
「で、なんでリボン?」


秀麻呂は大声を上げた。
「誰かが【俺がプレゼントvv】って自分に巻き付けないようにするためだろ!!代わりに有刺鉄線でもおいとけ!」




まさか当日、ちょっとした全身キリストのコスプレ状態でお前への想いに身を切られるようだとほざく猛者が出ないことを祈るのみである。

「俺が強すぎるんだ」
そう言って伊達は虎丸の唇を齧るようにして自分の唇をあわせた。
頭っから丸齧りされるように虎丸はギュと拳を握って耐えている。
あたまがまるでついていかないのだった。
午前十時頃、居間でテレビのリモコンを睨む見習いがいた。
「何をしている」
「あっ親分、このテレビ壊れっちまってんです」
「……壊れた?」

馬鹿め。俺が買ったテレビだぞ、この俺が不良品掴まされるようなヘマはやるかよ。

「貸せ、」
「あっ」
「何が見てぇ」
「7チャンネルっす」
「7ぁ?」

一応チャンネルを7に合わせてみる。が、当然砂嵐だ。

「テレ信…うつんねっす」
「テレ信?」
「桃太郎侍…」


俺は見習いの言わんとしている事に思い当たり、チャンネルを12へと合わせる。

『ひとーつ…』

「あっ!桃太郎侍!…アレッ?」
「ふふんここは東京だ、…田舎者が」
間抜けな額にデコピンかますと、力加減がうまくいかないで額に爪の痕がついた。

「ぎゃーッ!!」

見習いはデコ押さえておそらく仏頂面のところへと走って逃げていく。俺は10にチャンネルを合わせて寝転んだ。

時代劇は嫌いじゃねぇ、が、桃太郎侍なんて名前からしてやってられるか。
富樫は艶も何もない太い真っ黒な髪の毛。
くせが強くゴワゴワ。
桃は柔らかい天然パーマ。くるくるしちゃう。茶色まじり。


伊達は近づくと整髪料の匂い。虎丸がクンクンする。
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