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男塾の描写練習をしていきます。 ツッコミ歓迎コメント歓迎
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俺はそんなら、魚になって逃げるかよ。


「俺が七つの海をそうざらいしてでも富樫、お前を釣り上げるさ」

桃って、やっぱりなんだかかっこいいぜ。
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その六つの傷それぞれに、桃は必ず唇で触れる。儀式であり始まりの合図であり、了解を得た礼でもあった。

伊達は嫌がる、

「それぞれ味が違うかよ」
「いや」
「あたりめえだ、…おい」
「嫌か」
「嫌だな」

「お前の涙の、味がするかと」
視界の端に流れたのは、飛燕の髪の毛。
そっと手を伸ばしても届かない。
「……いいか虎丸よく聞きやがれ、てめえの空っぽな頭にしっかり叩き込めよ」
「あん?」
虎丸は口いっぱいに飯を頬張ったままコクコクと頷いた。
伊達が何か大事なことを言おうとしている、それだけはわかった。

「…俺は、てめえが、大ッ嫌いだ」
「わしは伊達、おまえが好きだよ」



「…!」
伊達は無言で虎丸の尻を強く強く強く強く蹴り飛ばした。

「な、なんじゃああああああ!!!」


落下していく虎丸の悲鳴を聞きながら伊達、ふんと大きく鼻を鳴らす。
桃がにこにことその伊達を見ていた。
「桃…」
「富樫…」
「桃…」
「富樫…」
「桃…」
「富樫…」
「桃…」
「富樫…」
「も、桃!」
「富樫!」

「うおおっ、桃、桃、桃、桃ぉっ!!」
「富樫ー!!富樫富樫、富樫っ!!」



「鬱陶しいな」
「うん、すごく鬱陶しいね」
秀麻呂はやっぱり羅武湖眼禁止令を出そうと心に決めた。
毎朝のことである。
理由は特にないそうだ。
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