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男塾の描写練習をしていきます。 ツッコミ歓迎コメント歓迎
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桃が物思いに耽っている、ふう、と重たげなため息をついた。
「………何か」
「ああ、伊達。実は今、千千に乱れているんだ」
「あ?」
「冷たいな、何か言ってくれよ」
「どうでもいい」
「何だって?お前は俺がどうでもいいのか?」
「まぁな」
「千千に乱れる俺に、興味が無いのか」
「……あ?」
「千千に乱れる俺だぞ」
「桃」
「乱れる」
「帰れ」
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「伊達!わしのちんこが立たないんじゃ!」
「あ?」

「あれ、なんでじゃろ。伊達の顔見たらちんこ立っとる」

「ああ?」

「こーいうのあれじゃろ、セックスシンボルとか言うんじゃろ」

「馬鹿野郎」
影慶は夢を見ている。
自分の命を散らすのは、彼の愛する帝王の手にかかってのことと夢見ている。

じわじわ体温とともに身体を離れつつある魂が最後に見るのは、やはり帝王の眼差しであるといい。

この思いが罪であるなら、
罪そのものこそ俺であれ。


影慶は夢見ている。
「桃、お前好きなタイプとかあんのか?」
「なんだ薮から棒に、…そうだな、元気な子がいいな」
「ほぉ」
「顔や頭は気にしねぇ、だけど根性があって」
「へぇ」
「殺しても死なないような」
「おいおい物騒な事抜かすんじゃねぇや」
「右目に走り傷があって、学帽が似合うとなおいい」
「桃、おめぇそれじゃまるで、俺じゃねぇか」
「そうさ、俺はお前が好きなのさ」
「……わかりきった事を回りくどく言うのァ、おめぇの悪いところだぜ」
「フッフフ意地が悪いな、わかりきってたのか?もっともああまで言って気付かないようならぶん殴っていたところさ」
「……ケッ」



「富樫、こっちを向けよ。顔が赤いのは見ないふりをしてやるぜ?」
「伊達…お前がサトラレでなくて俺は本当に良かったと思う」
「サトラレ…?」
「ああ、考えていることが筒抜けになる体質のことさ」
「そりゃ厄介だな。…だが桃、」
「お前の俺への気持ちは、俺だけが知っていればいいことさ…そうだろう?」
「何の話だ」
「お前の事を隅隅まで知りたいのは本当だが、他の奴に教えるのは……嫌だ」
「とりあえずてめぇがサトラレとやらでないことに、俺は今神に感謝した」







「…フッフフ、俺が今どんないやらしい事を考えているか教えてやるよ」
「ド畜生」
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