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わが君、
わが君、

「ならば貴様は、俺の貴様か」

そうですよ、と俺がそう言ったら。

「ならばこの邪鬼、死すればこの体貴様にくれよう。さすれば俺も、貴様の邪鬼となろう」

そう胸を、心臓のあたりを押さえてそう言った。
ああ、ああ、なんという。
俺の目にあるのは涙だ。
歓喜の涙だ。


しかし俺は知っている。
俺が彼より、
俺の帝王より、
俺のわが君よりも後に死ぬ事は、無い。
決して、何があろうとも。


彼はそれをわかっておいてそう言った。彼なりの冗談だ。
しかしそんな冗談でさえ、俺を震えるほど喜ばせる。そこまではわかっていない、俺のいとしい帝王だ。
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