忍者ブログ
男塾の描写練習をしていきます。 ツッコミ歓迎コメント歓迎
* admin *
[1]  [2]  [3]  [4]  [5]  [6]  [7
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

桃は伊達に、
「どこにもやらない」
と思っている。

伊達は桃に、

「どこにも行かないでくれ」

と思っている。
PR
血の匂いに獰猛になる伊達と、その狂気とも言うべき色にあてられる桃。
絡み縺れ咽び泣く彼等。
どうでもいい人ほど私を綺麗だと褒めるのだ。
一人一日一回としても、数人数十人から言われたら大層な数だ。
私にその綺麗という言葉が降りかかって、さらなる美を産む。

良い事だ。私の身体も私の美しさを一層理解するだろう。

「飛燕よう…お前、そうやって怒ってる時が一番綺麗なんじゃねぇか」


富樫が私を綺麗だと言うことは、ほんの少し。
一年に数回。

たまにしか言わないけれど、他の綺麗よりも何十倍も価値があった。
影慶は夢を見ている。
自分の命を散らすのは、彼の愛する帝王の手にかかってのことと夢見ている。

じわじわ体温とともに身体を離れつつある魂が最後に見るのは、やはり帝王の眼差しであるといい。

この思いが罪であるなら、
罪そのものこそ俺であれ。


影慶は夢見ている。
男塾はなりふり構わず「漢」になれる、外界から隔絶された繭のようなもの。
繭に守られながら、彼等は日々育つ。
BACK HOME NEXT
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新CM
最新記事
最新TB
プロフィール
HN:
1010
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
忍者ブログ // [PR]

template ゆきぱんだ  //  Copyright: 男塾練習ノート All Rights Reserved