富樫は桃を最初はしょうがねえなあと思ってるけど、ふとしたあたりからドーンと受け入れるようになるかもしれない。
俺をほったらかしにして新聞読んでる富樫。
とんがらせている唇がもったいねえ気がして、タバコの代わりにでもと俺は横ざまから口付けた。狙いは外れて頬のあたりに着地。
富樫はハッとしたようだった。
ハッとして息を飲んで、頬を押さえた。
何時もみたいに、ナニさらすんじゃボケと怒るか。怒られるのを待ってるなんて言えやしないけどな。
「桃よう、……おめえはしょうがねえなあ」
そんな、ガキを見るように笑うなよ。惚れ直しちまう。
そう言うと富樫は、
「おらどっからでも来いや」
って腕を開いて俺に明け渡して不敵にフッフフと笑う。
そんな、男前が俺は喩えようも無く好きだ。
明け渡された場所は遠慮なく頂く。
俺をほったらかしにして新聞読んでる富樫。
とんがらせている唇がもったいねえ気がして、タバコの代わりにでもと俺は横ざまから口付けた。狙いは外れて頬のあたりに着地。
富樫はハッとしたようだった。
ハッとして息を飲んで、頬を押さえた。
何時もみたいに、ナニさらすんじゃボケと怒るか。怒られるのを待ってるなんて言えやしないけどな。
「桃よう、……おめえはしょうがねえなあ」
そんな、ガキを見るように笑うなよ。惚れ直しちまう。
そう言うと富樫は、
「おらどっからでも来いや」
って腕を開いて俺に明け渡して不敵にフッフフと笑う。
そんな、男前が俺は喩えようも無く好きだ。
明け渡された場所は遠慮なく頂く。