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男塾の描写練習をしていきます。 ツッコミ歓迎コメント歓迎
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「お前が消えたらこの世界、ずいぶんつまらなくなりそうだからさ」
桃は白白しいことを言い出した。俳優が言ったって浮きに浮くような言葉だって落ち着いた光を放つ。


そういう男だと富樫は桃をさびしく思った。
この男がつく嘘を見抜いてやりたいものだと、強く思った。
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「じいちゃん、じいちゃん」
「なんじゃい」

じいちゃんは慌てて蚊取り線香の火をサンダルの靴底でにじり消した。
幼いわたしが火傷なんぞしないようにとのことだろう。

「桃さんってかっこういいねえ」
「そうか?」
「うん」
「あれでな」
「うん」


「あれでしょうがねえところがあんだよ、」

わたしはじいちゃんから桃さんのうっかりな話を聞いた。二人で声を上げて笑う。

「どうやら俺の悪口で盛り上がってるようだな」

突然現れた、スイカ片手の桃さんに二人揃って飛び上がる。

慌ててギブミーギブミーしてんかしたら、桃さんは肩をゆさぶって大笑い。
わたしもじいちゃんも大笑い。

ちょっとした引越しの手伝いに、桃と伊達がかり出された。
二人おそろいのツナギを着こんでえっちらおっちら、タンスやら鏡台やらをせっせと運び出していく。
と、タンスをせえので持ち上げた後の畳の青さを見て、なにやら桃が考え込んでいる様子。
「おい、早くしろ」
中腰でタンスを持ち上げ続けるのはしんどい、たとえ伊達であってもである。伊達は鋭い声を出した。
「いや、何かに…」
「おい」
桃はその畳の青さに何かを思い出しているようであった。

「後にしやがれ、桃!」
「ああ思い出した」

しんどい体勢だろうに桃の声に乱れは無い。伊達はさっさと立てとタンス越しに声を荒げた。
「何がだ!」
「富樫の髪の毛、あの後ろっ毛を掴むだろう。そうすると富樫はなんじゃい桃ォとこうだ、その髪の毛をふさりと持ち上げるとなんとなくその肌は明るく白い」


それを思い出した――
そう言い切った桃に伊達は無言になった。

「人並みに扱えって、誰が頼んだ」


伊達は目にぎらぎらと刃を抜いて、卍丸へ迫った。卍丸は一瞬あっけにとられたようだったが、すぐに笑う。

「…付き合ってやるよ」
「尻撫でるのがだめなら揉みしだくのもだめに決まってんだろうが!」

「そうか、そりゃスマン」

伊達は少し痩せた。




桃が桃撫でたいなんry
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