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男塾の描写練習をしていきます。 ツッコミ歓迎コメント歓迎
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月光の睫毛ときたら、それはそれは長く、羽ばたくようである。
「盲目のこの目を笑っているようだ」
そう月光がもらしたのを伊達が聞き咎めた。
「目が無ければ守ろうとしない筈、睫毛は知っているのだ…貴様には心の眼、心眼があるのだと」


月光は例の羽ばたきをして、照れたように笑った。
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富樫が入院したと聞いて、桃は立った。
向かう先は塾長室である。

「桃、どうすんだ?」
「いや、ちょっと白センランを」





秀麻呂は会話を交わし終えてから、桃の背中を見送りきってからハタとして怒鳴った。

「誰か止めろーッ!!!も、桃白センランじゃ白衣の天使にゃなれねーぞー!!!!」

「富樫、泣いてくれ」
それを口にするには勇気がいった。
語尾が少しばかり震えっちまっているのを桃は自分の声ながら笑う。
「俺のためだけに泣いてくれ」
「桃、おめえどうしちまったんだ?」
「お前があんまり誰にも彼にもお前だからさ」
「あーん?」
「そこがいいのは知ってるぜ、だけどな」


富樫は尚もブツクサ言い続ける桃の胸倉を掴んで顔を近づけると、その鼻に横からかぶりつくようにして軽く噛んだ。
剛な歯茎の持ち主でもある富樫、さすがに力加減は考えていて桃の顔の凹凸をなくすことはしない。

「……これでいいかよ、ンなことすんのァ、てめえ以外にいるかよ」
「…富樫」
「涙なんか、泣こうとしたって泣けるもんじゃあねえや、ナ」

「邪鬼様が居心地よく暮らせる家を、家賃5万円以外で探すのだ!」



無茶を言うな、とは誰も言わぬ。
三号生は町へ散開。
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