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男塾の描写練習をしていきます。 ツッコミ歓迎コメント歓迎
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影慶の寝姿を見下ろした邪鬼は一つ気づいた事がある。
影慶はまるで何かを耐えるように歯を食いしばって眠っているのであった。
指をそっとその血色の悪い唇へと伸ばしてみる。
触れたか、と思った瞬間酷く赤い舌がその唇から滑り出て、
蛇のように邪鬼の指へとぬらり絡みついた。

「フッ…俺を置いて空寝をするな」
「邪鬼様が、触れようとするから」

影慶は削げた頬に笑みをかすかに宿した。舌の代わりに唇は邪鬼の指、その太い骨を丹念になぞっている。

「何を歯を食いしばって眠るのだ」

邪鬼は問うた。

「浅ましい俺の恋慕がけだものとなって飛び出て、邪鬼様、貴方の喉笛に食いつかないようにですよ」

まるでさらりと影慶が言うものだから、
邪鬼はその命脈づく喉首を晒してしばし笑った。
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本来のつかいかた、
お稽古です。
モモトガエロ練習
夜がいつまでも続いたらいいのだ。
夜の間は、桃は桃で、俺は俺だ。
桃はただの桃、
俺はただの俺、
それだけなのだ。
俺はそうしていたい。

しかしそれでも朝が来る。
朝が来れば、
桃は政治家へ、
俺はヤクザへ、

朝がまた来る。


桃に朝の、聖なる清清しさがよく似合うのも、
俺の瞼がそのまぶしさを拒むのも、
そういうことなのだ。
かわいい顔した三下と、無骨な老け顔男前。
そんなからたん。
多分
たんげ→→→→←から


「お前からの矢印が少ないわぁああっ!」
とたんげ。からさわは、
「おう」
こればっかり。
男前~
桃が一度、激情に流されるように富樫を組伏せた事があった。
一度きりである。
たったの一度。

しかしその激情の最中にも富樫を常に案じ、欠片ほども富樫に罪悪感など抱かせぬように殊更悪辣に振る舞った。



「桃、おめぇは…馬鹿だ」

富樫がそう言うと、


「言うな」

と珍しい困惑に笑み曇り、せわしく富樫の唇を塞ぐ。
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