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男塾の描写練習をしていきます。 ツッコミ歓迎コメント歓迎
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ものものしい雰囲気に、椿山は身震いした。
「ひ、秀麻呂なんじゃろこの…この、恐いようっ」
「あまったれてんな椿山!いいか!リボンは隠せ!」
「えっ、えっ」
「復唱ーッ!!」

どこからともなく唱和が上がる。

「リボンは隠せ!」
秀麻呂は拳を突き上げる。

「ど、どういうことだよ…」
「四月十日、富樫誕生日なんだ」
「ほーん、それじゃ皆でお祝いしよう」
「…まあな」
「で、なんでリボン?」


秀麻呂は大声を上げた。
「誰かが【俺がプレゼントvv】って自分に巻き付けないようにするためだろ!!代わりに有刺鉄線でもおいとけ!」




まさか当日、ちょっとした全身キリストのコスプレ状態でお前への想いに身を切られるようだとほざく猛者が出ないことを祈るのみである。

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富樫は艶も何もない太い真っ黒な髪の毛。
くせが強くゴワゴワ。
桃は柔らかい天然パーマ。くるくるしちゃう。茶色まじり。


伊達は近づくと整髪料の匂い。虎丸がクンクンする。
その六つの傷それぞれに、桃は必ず唇で触れる。儀式であり始まりの合図であり、了解を得た礼でもあった。

伊達は嫌がる、

「それぞれ味が違うかよ」
「いや」
「あたりめえだ、…おい」
「嫌か」
「嫌だな」

「お前の涙の、味がするかと」
視界の端に流れたのは、飛燕の髪の毛。
そっと手を伸ばしても届かない。
虎丸が丸くなって、髭のまばらな頬っぺたをひくんひくん物欲しげに動かしながら畳に寝ている。
「……どこが虎丸だ、まるっきり猫じゃねぇか」
そう伊達は小さく毒を吐いておいてから虎丸の傍らへ膝をつき、おそるおそる頬に触れる。
「…やぁらけェな…」
緊張感のねぇ野郎だぜ。
「………」



「その時伊達は不埒にも、猫という単語から陰間言葉のネコを連想し劣情を催すのであった――」

「か、勝手に変なナレーション入れるんじゃねぇ桃!!」
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